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ストーカー転じて その2

2016.11.24.Thu.16:30
948 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 08:39:24 ID:n4PGImB10

Kは自分の部屋で、眠剤やクラブで仕入れたであろうドラッグを大量にチャンポンして、服用して死んでいた。
Kの部屋は、無茶苦茶に荒れ果てていたらしい。

Kの死を聞いた翌日、変な夢を見た。
KとSEXをしている夢。Kは気持ち悪いぐらい満足そうな恍惚な顔をしていた。
するといきなり目の前が暗くなって、「死ぬってSEXより気持ちいいよ」と聞こえた。
そこで目が覚めた。僕は我ながら、「なんて夢見てんだよ・・。俺はアホか」と思ってうなだれた。
目が覚めたのは仕事より6時間も前、再び寝ようと思ったが寝つけなかったので、
しばらく部屋のサンドバックを叩いていた。

すると、トイレからゴボゴボゴボッ!!と激しい水音が聞こえ、
次の瞬間、バァン!!!と凄まじい音が玄関のドアから聞こえた。
「なんだ!!?」と思って玄関のドアを開く。誰もいない。
ドアには大男が殴ったか、ハンマーで殴ったような跡があった。


951 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 08:54:12 ID:n4PGImB10
「誰だ・・!!?」と思ってマンションの下まで降りた。
しかし、それらしき人はいない。
「誰かに恨み買うようなマネしたか・・・?Kの友達・・・?」等と考えつつ、部屋に戻ろうとした。
が、ドアが開かない。というより、ドアノブが強い力で押さえられている。
力には相当自信がある。が、びくともしない。
「誰だ!開けろよ!!」と怒鳴った。
すると力がふっと抜けて、ドアが開くようになった。
警戒しながら玄関に入る。
「どんな奴だよ・・・。見つけたとしても勝てんのか・・・?」と考えていた。
空手のみならず、格闘術全般にかなりの自信はあった。それでも不安があった。
とりあえず部屋を見渡し、トイレ、風呂、ベランダを調べた。
1ルームマンションだ。もう隠れるところなんてない・・・。
ベランダから逃げたのか?そう思い部屋に戻ると、サンドバッグがグラグラ揺れている。


953 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 09:01:34 ID:n4PGImB10
「なんで揺れてる?」と思った瞬間、急に強烈な嘔吐感や立ちくらみがして、膝をついてしまった。
前を見ると、揺れるサンドバックから、異様な程の埃が舞っている。
加えて頭痛もひどくなり、意識を保つのも困難だ。
「なんだこれ・・・やばい・・・。今さっきの奴が来たら・・・」と思い、玄関に鍵を閉めに這って行った。
玄関にはKがいた。キャミソールのような下着姿だった。


957 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 09:14:33 ID:n4PGImB10
Kは僕を見下ろしている。とても冷たい目だった。
僕はゾッとしながらも、「なんだよ・・・。幻覚か・・・?」と、無視して玄関の鍵を閉めようとした。
すると力がふっと抜け、玄関に仰向けに倒れてしまった。
Kが僕に顔を近づける。
「動け!クソ!体動け!」と必死に意識を保ち体を動かそうとするが、動かない。
Kの手が僕の顔を撫でる。
しばらく撫でられ、次は顔に顔を近づけてくる。
顔中、そして首を舐め回す。
認めたくないが、全身の力が抜けて、もうどうでもよくなってしまいそうな感覚になってしまう。
なにを考えたのか、顔を舐めているKと目が合った僕は、「・・・なんか言えよ」と言った。
Kは少し笑って行為を続けた。


965 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 09:25:44 ID:n4PGImB10
「やばい。このままじゃやばい」と思って、
体中の力を振り絞って「ああああああああああ!!!!!」と吼えながら上体を起こした。
Kの姿は消えていた。体も言う事を聞いてくれた。
「・・・なんなんだよ・・・」と言いながら、ドアにもたれ崩れる。
するとドアの向こうから、「ムカつく」と言う声がはっきり聞こえた。
なんなんだよもう・・・!と思いながらドアを開けた。誰もいない。

これが1月頃の話。これから一か月くらいは地獄だった。


973 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 09:42:33 ID:n4PGImB10
次の日、彼女にこんな事話して不安にさせるわけにもいかず、
一番信頼できる人、彼女の父親(オーナー)にこの事を話した。
「夢じゃないのか?」
僕は「あれは夢じゃないですね」と言った。
オーナーは「んーー・・・」と困った顔をしていた。
それを見て、「まぁ、もう大丈夫だと思いますよ。うん。大丈夫です」と話を終わりにした。

それから5日後、休日だった僕は、深夜に走りに出かけた。
10キロくらい軽く走って、そろそろ折り返そうかと思っていると、
急に背中を蹴られたような衝撃が走って、僕は前のめりに手をついた。
「誰だ?」と思って後ろを振り返ると、誰もいない。
というか、人気のないところだ。誰もいるはずがない。
「・・・?」と思って前を見ると、10メートルくらい先に、小柄な男が立っていた。


990 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 10:18:30 ID:n4PGImB10
「こいつじゃないよな・・?」と思いつつも、ここを早く離れようと思い、その男に声をかけた。
「あの、なんか変な男がこの辺りいるみたいなんで、早く離れましょう」
反応がない。心なしかすこし揺れている。
「あの・・・」と近寄ると、その男はドラッグでキまったような顔をしている。
片目がほとんど閉じて、片目が半開きで、白目を向いている。
さすがにギョッとした。
僕はそのままその男を通りすぎて走った。
すると急に、左腕をとんでもない力でにぎられた。振り向くとさっきの男がいる。
ものすごく痛い。腕が握りつぶされそうだった。
「なんだよ・・・!はなしてください・・・!」男は反応がない。表情も変わらない。
僕はやむを得ず、その男の脇腹に蹴りを入れた。
男は「ぎぁぁぁぁぁぁ!!」と叫んで、脇腹を押さえて倒れ、足を狂ったようにバタバタさせている。
「まずい」と思い、「すいません!大丈夫ですか!?」と近づくと、
また強烈な力で、左腕の同じ箇所を握りつけてくる。
僕はびっくりしたと同時に、その男を右手で殴りつけた。
男は言葉にならないような叫び声をあげ倒れる。
なんなんだよもう!!と思いながら、猛スピードで走って逃げた。
気がおかしくなりそうだった。

腕をつかんできた男から逃げて、マンションにようやく戻ってきた。
部屋に戻り、「クソ・・・・」と言いながらベッドに倒れこむ。
気を紛らわそうと思い、彼女に電話した。
幸いまだ起きていて、しばらく話した。

話していると、またトイレからゴボゴボゴボッと音がして、ドアを強烈な力で叩く音がした。
『何の音!?』
彼女が驚いている。
「・・・変な奴がいるのかも。ゴメン、また後で掛け直すから」といった。
『ちょっと、やだ危ないって!!鍵かけて部屋でいなよ!』と彼女がいうが、「大丈夫」といって切った。
もちろん大丈夫じゃない。
でも、鍵をかけて部屋でいてなんとかなるもんじゃない、というのはなんとなくわかった。


888 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 11:12:07 ID:n4PGImB10
僕は玄関に向かい、ドアを開けずに言った。
「Kちゃんか?」
返事はない。構わず続けた。
「やっぱ俺を恨んでんのか・・・」
やっぱり返事はない。
急にまた気分が強烈に悪くなる。立っているのも辛い。
「話できないのか?前みたいな行動だけじゃ、なにがしたいのかわかんねぇよ」
返事はないが、続ける。しかしもう立っていられない。
「俺を殺したいのか」
もう目を開くのもやっとだ。
「俺は死ねない」「俺死ねない」
意識を保ちながら何度も言った。
するとKの顔(ちょっとおかしかった)だけがぱっと目の前に現れ、目を見開き、
「なんで」とはっきり強めに言った。
心臓が止まるかと思った。俺は絶叫しそうになった。


890 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 11:29:30 ID:n4PGImB10
「・・・っっ!!!」と絶叫を堪えて、Kから目をそらさなかった。
5秒くらい睨み合った後、Kの顔がふっと消えた。最後に恐ろしい形相をして。
体に力が入った。だんだん気分も良くなり立ちあがり、
「色々やんなきゃなんねぇ事があるからだよ!!」と僕はドアに怒鳴った。
完全に気が滅入っていた。

彼女に電話をして、『大丈夫だった?』と泣きそうな声の彼女に、「あぁ、酔っ払いだった」と返すと、
『よかった~・・・』と安心した声を漏らした。
内心全然良くねぇよ・・・と思いながら、「心配しすぎだって~」と返した。

その夜、またKとSEXする夢を見た。
前と同じ、気持ち悪いくらいの満足そうな恍惚な顔をしている。
今度は目の前が暗くならずに、「死ぬって気持ちいいんだって」と言われた。
その後また目の前が暗くなって、「好き」という声が聞こえた。
そして目が覚めた。
「うるせぇよ・・・」と言葉が漏れた。
恐怖と怒りで胸くそが悪かった。
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